日中韓障害児教育・療育交流活動が円満に終了

日中韓障害児教育・療育交流活動が無事に終了

-国際発達障がい支援協会主催 交流会レポート-

 

2025 年 8 月 26 日・27 日の二日間、一般社団法人国際発達障がい支援協会が主催する「日中韓障害児教育・療育招へい交流会」が、埼玉県と東京都で開催されました。今回の交流会には、中国の大学や香港の特別支援学校の教員代表に加え、日本と韓国の大学研究者や教育現場の専門家が参加。障害児教育や療育、就学前インクルーシブ教育をテーマに、実践の紹介や意見交換を通じて、活発な交流が行われました。

第 1 部:わかゆり学園での交流

日時:2025 年 8 月 26 日(火)10:00~12:00

場所:埼玉県川口市心身障害福祉センター わかゆり学園

初日は川口市の「わかゆり学園」を訪問しました。園内の見学や取り組みの紹介を通じて、日本における療育支援の現場を直接体感することができました。意見交換では、日本の支援モデル、家庭・学校・地域の連携のあり方、療育と教育の統合的な実践について議論が交わされました。中国側からも自国の現状や課題が紹介され、相互理解が深まる有意義な時間となりました。

第 2 部:一橋大学での日中交流会

日時:2025 年 8 月 27 日(水)10:00~12:00

場所:一橋大学 千代田キャンパス 第 1 会議室

2 日目は一橋大学千代田キャンパスで「日中障害児教育交流会」が行われました。中国・香港からの 7 名の教員代表と、日本側、韓国側の研究者や教育者が参加し、さらにオンラインでも複数の先生方が加わりました。竹内教授(国際発達障がい支援協会 理事長)の開会挨拶に続き、中国の教員から「中国における自閉症教育とインクルーシブ教育の現状」が紹介されました。その後、日本側、韓国側の参加者による研究・実践の共有が行われ、最後の自由討議では「自閉症教育の方法・カリキュラム設計と支援体制」「学齢前障害児のインクルーシブ教育の課題」がテーマとなり、活発な意見交換が行われました。

おわりに

今回の二日間の交流を通じて、日中韓の教育・療育の実践と研究を学び合う貴重な機会となりました。参加者からは「相互の実践を知ることで、新たな学びと気づきを得られた」との声が多く寄せられています。国際発達障がい支援協会は、今後もこうした国際交流を積み重ね、障害のある子どもたち一人ひとりの成長と発達を支える活動を続けてまいります。

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